CRF250R エンデューロ STEAHLY社のヘビーフライホイールキットを装着!
皆さんこんにちは!
本日はワタクシのCRF250Rをエンデューロ仕様にモデファイ!
のネタをお送りします!
皆さんご存知の通り、CRF250Rはスプリントレーサーですので、
高出力、高レスポンス!
軽いフライホイールがそのシャープなフィーリングを生み出す一端を担っているわけですが
如何せん、シビアで、雑な操作は直ぐにホイルスピンやストールに繋がります
ガレ場や、マディでの操作を考えると
もう少しダルで粘りのある物でないと、ワタクシではよう走れませんがな(;・∀・)
と言うことでじゃーん!
STEAHLY社のヘビーフライホイールキットです
説明文はすべて英語ですw
製品内容は至ってシンプルなもので
ノーマルホイールに、新たなアルミの輪っかの重りを樹脂で接着し
24時間後、樹脂の完全硬化を促す為に加熱処理を行うという物です
文章自体は中学英語レベルで比較的容易に理解できるのですが、
ココで一つの思い込みが後々大きな悲劇を生むのです…(ノД`)・゜・。
と早速フラグが立ちましたが、
とりあえず作業開始ですw
左ケースカバーを外し、ノーマルフライホイールを取りました!
ココの取はずしにはフライホイールプーラーだけでなく
取り外し時にクランクシャフトにダメージが及ばないように特殊工具が必要となります
オイルは常に3~4時間で交換していますので内部はピカピカです!
加工を施す純正フライホイールは接着不良が起こらないよう丹念に洗浄、脱脂を行います
いきなり輪っかを接着し終わっています!
重量比で約3割の増加です!
いよいよ加熱処理です。説明文によると冷間時より予熱無し、250度設定で2時間加熱と記載されています………?
いや、ここで少し引っかかったんですよね…磁石を一定以上加熱する事により非可逆的な劣化が起こる事はかなり前の整備中に、磁石について調べた事があって何となく知ってたんです…
こんなに熱して大丈夫か?
まぁ磁石のキュリー温度とかまでは行かないだろうし…
でもね、早く組んで乗りたかったんですよ。うひょーってなりたかったんです!
もうね我慢できんかったとです!(゚∀゚)
あと、説明文に書いてあるから良いだろうと言う油断から…
ハイ! 焼けました
色ヤバいですね…変色していますよ…
し〇る松崎さんばりですね(;・∀・)
いや、きっと大丈夫…
ドライバーを近づけたら引っ付いたし…磁力はちゃんとあるさ!
気を取り直し、と言うか自分に大丈夫と言い聞かせ
こんがりしげる色のフライホイールをマニュアル記載の規定トルクできっちり締め付けーの
加工したフライホイールに合わせケースの干渉する部分の切削加工を行いーの
ガスケットも新品交換しオイルも入れたぜ!
不安と期待の中いざ キック!
キック!キック!キーック!!!…
ウワーン(ノД`)・゜・。
やっぱり掛かんないよ…
いや、キック2発目で確信しましたね
フライホイール死んだと…
で、今更思ったんです
アメリカの温度表示は華氏だよね…
250デグリースファーレンハイト…
摂氏で言うと121度…
さらに言うと、キュリー温度よりはるかに低い温度でも磁性に変化が起こるそうです…
だせぇ。ださすぎる。ホント泣きたいよ(´Д⊂ヽ
整備士として、ミスをブログでさらすのはなかなか勇気が要りますが
あまり情報の少ないパーツのネタなんで
恥を忍んで、自分への戒めを含めアップしちゃうぜ(泣
さぁ気を取り直して、次回はリベンジして、インプレしちゃうよ!
と言うか早く乗りたいっっ!!